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尚弥VS井岡 あるぞ夢対決!2・11慈善イベント 実現へSNS投稿呼び掛け

[ 2021年1月22日 05:30 ]

記者発表会に出席した(左から)木村、井上、京口(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)らが参加するチャリティーイベント「LEGEND」が2月11日に東京・国立代々木競技場で開催されることが21日に発表された。3分×3ラウンドのエキシビションを6試合程度予定。会見に出席した井上はファンが望む選手との“マッチメーク”実現へ、SNSへの投稿を呼び掛けた。

 緊急事態宣言が再発令され、大規模イベントの自粛が続く中、閉塞感打破へモンスターが立ち上がった。現役やOBの世界王者が参加するイベントにいち早く参戦を表明した井上は、その理由を「エンターテインメントを取り戻したい。みんながPCR検査を受け、安全な状態でイベントが実現できるのであれば、やりたいと思った」と説明した。

 イベントは3分×3ラウンドのエキシビションを6試合予定。会見には井上とWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(27=ワタナベ)、元WBO世界フライ級王者・木村翔(32=花形)が出席し、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(41)や元3階級制覇王者の八重樫東氏(37)も参加予定であることが発表された。

 井上が国内のリングに上がるのは19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝のドネア(フィリピン)戦以来、1年3カ月ぶりとなる。エキシビションとはいえ、対戦相手が誰になるかが注目される。会見に同席した木村から見たいカードとして4階級制覇王者で現WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(31=Ambition)との対戦をリクエストされると、思わず苦笑いしながら「僕も見たい」と前向きな姿勢を見せた。

 既に自身と近い階級の王者にオファーを出していることを明かし、「エキシビションなので階級の壁を越える戦いも実現すると思う」と明言。「ファンも見たいと思ったらバンバンSNSにあげてほしい」と呼び掛けた。井岡は昨年大みそかに試合をしたばかりで、残る準備期間も短いため、参加は難しい状況ながら、ファンの声が“夢対決”の実現を後押しするかもしれない。

 ≪目的は「医療支援」、入場者全員にPCR検査≫イベントは新型コロナウイルスと闘う医療従事者や患者支援が目的で、収益の一部を寄付。出場選手やスタッフはもちろん観客にも30分程度で結果が判明するPCR検査を実施し、陰性者のみが入場できる。観客5000人を予定しているが、緊急事態宣言が解除されれば1万人を目標に調整する。チケット発売については近日発表。ライブ配信も予定されている。

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