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飯伏幸太、2冠防衛!掟破りの“裏カミゴェ”で宿敵撃破「本当の神になった~」

[ 2021年1月6日 05:30 ]

新日本プロレス「レッスルキングダム15」   ○飯伏幸太 片エビ固め ジェイ・ホワイト● ( 2021年1月5日    東京ドーム )

防衛に成功した飯伏(撮影・島崎忠彦)
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 IWGPへビー級、インターコンチネンタル・ダブル選手権は 2冠王者の飯伏幸太(38)が 挑戦者のジェイ・ホワイト(28)を下し、初防衛に成功した。

 31分18秒の死闘だった前夜の内藤戦で右足を負傷。ずる賢いホワイトに集中砲火され、右膝は破壊される寸前だった。だが、闘志の火が消えることはない。45分を超え、互いに必殺技を使い果たした時だ。右のラリアットで動きを止めると、背後から相手の後頭部へ掟(おきて)破りのカミゴェ。トドメは正面に回って、痛いはずの右膝を目いっぱいホワイトの顎へ突き上げた。カミゴェ――。東京ドーム大会史上最長の48分5秒。ゾンビのように粘るホワイトの息の根を止めた。

 夢心地だった前日の2冠奪取。この夜は格別。昨年11月、反則すれすれ疑惑の3カウントで 3連敗した相手だったからだ。宿敵を破り「神になる」と誓った男は 「逃げない。負けない。諦めない。本当の神になった~」と腹の底から叫んだ。

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