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拳四朗“泥酔不祥事”で王座剥奪はない…JBC安河内事務局長が見解

[ 2020年12月15日 18:46 ]

JBCからの処分を受け、会見した寺地拳四朗(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は15日、一部週刊誌に泥酔しての不祥事を報じられたWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28==BMB)について、WBCから王座剥奪の処分はないという見方を示した。

 JBCはこの日、プロボクシングの社会的信用を著しく棄損したとして寺地に対して3カ月間のライセンス停止、制裁金300万円、通算48時間以上200時間以内の社会貢献活動を義務付ける処分を科した。安河内事務局長は処分内容をWBCにも報告したことを明かし、「ローカルコミッションで無期限停止などの処分だと、しばらく試合ができなくなるので(WBCが)王座剥奪とか暫定王座をつくるなどの圧力になるかもしれないが、今回は期間が切られている。3カ月だし、暫定とか強権発動までにはいかないと思う」と話した。

 今回の処分について安河内事務局長は「軽い重いは皆さんの判断に委ねるが、現役の世界チャンピオンであることを非常に重く考えた。示談で明らかにならないことも多く、評価の対象が限られて難しい部分はある。週刊誌報道で感情の積み重ねがあったりということに引きずられないように気を付けた。示談にもなっており、事件化されてはいないとはいえ、現役の世界チャンピオンの地位は重いと思うので、これぐらいの処分になった」と説明し、寺地に対しては「本人が処分をしっかり受け止めていただけると思っている」と反省を促した。

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2020年12月15日のニュース