拳四朗、処分に「真摯に受け止める」 週刊誌報道「事実とそうでない部分」も…「酩酊状態を反省」
一部週刊誌に泥酔しての不祥事を報じられ、日本ボクシングコミッション(JBC)から3カ月間のライセンス停止、制裁金300万円などの処分を受けたWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)が15日、JBC事務局で代表取材に応じた。寺地は7月に泥酔し、自宅と間違えて他人の敷地に立ち入り、そこに駐車されていた車を破損したと報じられた。被害者とはすでに示談が成立しているという。
一問一答は以下の通り。
――処分を受けて率直な気持ちは?
「今はJBCの処分を本当に真摯に受け止めたいと思っています。これからは自分自身を見つめ直して、一つずつ信頼を取り戻したい。また、そしてまた品格のある人になりたいと思いました。お酒は自分の体に合わないと思ったのでやめました」
――確認だが、週刊誌の報道は事実なのか?
「今回の件に関しては示談も終えているので、すべてを話せる訳ではないけど、事実の部分とそうでない部分はあります。7月下旬に同級生と久しぶりに会って、そこで羽目を外して飲み過ぎて酩酊状態になって、その日は帰宅して、それから4カ月後に警察に呼ばれ、『あるマンションの敷地内、エントランスホールに入ったということ、そのマンションの駐車場にある自家用車の片側を棒状のようなもので傷つけたか?』ということを聞かれました」
――それに関して自身の対応は?
「その時は本当に酩酊状態で…。マンションに入ったことは事実なので、先方に連絡して誠意を持って対応させてもらいました」
――車を傷つけたことは覚えてない?
「覚えてはないです」
――酒を飲んで記憶をなくすようなことは以前もあったのか?
「ないです。その日だけです」
――コロナ禍で試合ができない、いろいろな制約がある、そういうこと影響したのか?
「それは皆さん一緒なので言い訳にはならない。そんな状況の時に飲みに行ったこと、酩酊状態になったことを反省しています」
――今回の件で計画されていた世界戦が白紙になり、目標としていた防衛回数の更新にも影響するが。
「準備してくれた関係者の方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。防衛記録に関しては自分の責任なので考えていないです」
――対戦する予定だった久田選手に対しては?
「本当に申し訳なく思っています」
――改めて対戦する可能性は?
「今は僕の口からは言えることではないです」
――ファンに対しての思いは?
「応援してくれた皆様を裏切ってしまった形になったんですけど、その信頼を取り戻せるようにこれから努力していきたい」
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