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中谷潤人、世界王座獲得を報告 相模原市長「感動と勇気をいただいた」

[ 2020年11月20日 18:40 ]

相模原市の本村市長(右)から「称讃の楯」を贈られたWBO世界フライ級王者・中谷潤人
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBO世界フライ級王者・中谷潤人(22=M.T)が20日、ジム所在地である相模原市役所を表敬訪問し、本村賢太郎市長に王座獲得を報告した。中谷はコロナ禍で2度の延期を経て今月6日に東京・後楽園ホールで行われた同王座決定戦でジーメル・マグラモ(25=フィリピン)に8回KO勝ちし、新王者となった。

 相模原市のジムから世界王者誕生は初めて。中谷は「お世話になっている相模原市に明るいニュースを届けることができてうれしい」と笑顔でチャンピオンベルトを披露。本村市長は「多くの市民に感動と勇気をいただいた」と感謝し、「本市にとっては年末に向けて大きな宝物になる」と称賛した。本村市長は「はやぶさ2」の帰還、J2昇格を目指すサッカーSC相模原とともに「市民をワクワクさせる3つのもの」として中谷の王座奪取を挙げ、中谷に「称讃の楯」を贈呈した。

 三重県出身ながら相模原市は15年のプロデビュー前から住んでいる第二の故郷。9月にも本村市長を訪ね、王座獲得を誓っていた。その約束を果たし、安堵(あんど)しつつ、早くも次の目標に走り始める。「まずは防衛戦をクリアし、統一戦とかできるように頑張りたい。試合を振り返って“もう少しできた”という思いもあるので、トレーナーと相談しながら、もっと成長できたら」と話し、21日からジムワークを再開することを明かした。

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2020年11月20日のニュース