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“愛の拳士”中谷潤人、世界初挑戦6日ゴング!「日本の皆さんに明るいニュースを届けたい」

[ 2020年11月6日 05:30 ]

WBO世界フライ級王座決定戦   同級1位 ジーメル・マグラモ 《12回戦》 同級3位 中谷潤人 ( 2020年11月6日    後楽園ホール )

前日計量をクリアした中谷(帝拳プロモーション提供)
Photo By 提供写真

 コロナ禍で延期されていた中谷潤人(22、M・T)の世界初挑戦が6日、ようやく実現する。前日計量後にリモート取材に応じ「本当にたくさんの人の協力があって、このリングに上がることできる。感謝の気持ちが伝わるような試合にしたい」と意気込みを語った。

 かつて両親が営んでいた飲食店の常連客が、ボクサーに見えない優しげな風貌と、周囲に愛される姿に付けたニックネームが「愛の拳士」。家族や周囲の愛に支えられて延期が続いて苦しんだ時期を乗り越え、関係者の尽力で障害も全てクリアされた。

 3日に予定されていたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチが中止となったため、新型コロナウイルスの感染拡大後では、海外から選手を招いて国内で開催される最初の世界戦となる。中谷は「しっかり結果を出して日本の皆さんに明るいニュースを届けたい」と誓った。

 晴れ舞台のため、挑戦者カラーの青を基調としたトランクスやガウンも新調した。「ようやく披露することができます。明日(6日)は存分に楽しみながら勝利したい」。12歳でボクシングを始めて10年7カ月。“愛の拳士”が感謝の思いを拳に乗せ、世界王者になる瞬間は近づいている。

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2020年11月6日のニュース