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プロボクシング興行、今後は全て医療機関でのPCR検査検討 興行では酩酊ラウンドガールなど違反行為も

[ 2020年10月15日 16:27 ]

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)による新型コロナウイルス対策連絡協議会が15日に開かれた。13日に東京・後楽園ホールでの興行に出場予定だった選手が前日検査で陽性反応を示し、試合が中止となる事態が初めて発生。JBCの安河内剛事務局長は「前日に(陽性反応が)出るとスピーディーな動きが取れない。タイムラグが出る」として、東京地区では現在JBC事務局で行っているPCR検査を今後、医療機関で全て実施することを検討していると明かした。「当然、財政的に負担にはなるが、今はPCR検査も安価になっている。負担にならないようなやり方を提示していくことになると思う」と話した。

 興行は新型コロナウイルス対策を実施しながら行われているが、安河内事務局長は試合会場における「違反行為が目立っている。厳しく見ていきたい」とも指摘。マスクをずらして大声で指示するケースや、許可を受けたチーフセコンドではない人間がリング内に入った事例があったほか、後楽園ホールでの興行では飲酒したラウンドガールが酩酊(めいてい)状態で抱えられたり座り込んでいる姿が目撃されたと明かし、「控室に飲酒の痕跡があった。厳しい処分になる」と話した。

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2020年10月15日のニュース