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引退表明の八重樫「ボクシングは人生を豊かにするもの」

[ 2020年9月1日 15:20 ]

八重樫東
Photo By スポニチ

 プロボクシングの元世界3階級制覇王者・八重樫東(37=大橋)が1日、現役引退を表明した。オンライン会見での主な一問一答は以下のとおり。

 ――大橋会長が「もういいんじゃないか」と引退勧告したのはいつ頃?

 大橋会長「2月25日です」

 ――発表まで時間がかかった理由は。

 八重樫「国内の(新型コロナウイルスの)状況もひどかった。9月1日が(2004年に)ジムに入った日だったので、いいんじゃないかと」

 ――体力の限界はなかったと。大橋会長がもうちょとできると言えば。

 「全然動けます。自分に可能性があるのならやるつもりはあるが、体のこともあるし、凄く難しい線引きだと思う。これからも体は動かしていくし、後輩たちに負けるつもりはない」

 ――お子さんたちには引退を伝えた?

 「伝えてないです。特に何も言ってないです。試合がないのはそういうことなんだろうって」

 ――もうやらないとは伝えないのか。

 「ないですね。家ではあまりそういう話はしないので。サラッと」

 ――全盛期、一番強かったのは。

 「分からないですね」。

 大橋会長「井岡戦の前が一番強かった」

 ――八重樫東にとってボクシングとは。

 八重樫「つらいかもしれないけど、自分にとっては人生を豊かにするもの。これからも関わっていくので、より良い人生になるように、ボクシングを通して生きていきたい」

 ――一番つらかった時期は。

 「ケガが多い時期、ボクシングができない時期が一番つらかった」

 ――4階級制覇への思いは。

 「もちろん希望はしていたが、そこまでは執着していなかった。現役を続ける理由として掲げていた」

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2020年9月1日のニュース