プロボクシング興行初のPCR検査実施へ 7・16後楽園ホール、出場選手とチーフセコンド対象
来月16日に東京・後楽園ホールで開催されるプロボクシング興行で、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査が実施されることになった。プロモーターである大橋ジムの大橋秀行会長(55)が明かした。
興行は無観客で2試合が予定されており、12年ロンドン五輪銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(34=大橋)が5度目の防衛で元日本ユース王者で東洋太平洋14位の殿本恭平(24=勝輝)と対戦。井上尚弥・拓真兄弟のいとこで日本スーパーライト級王者の井上浩樹(28=大橋)は同級1位・永田大士(三迫)とV2戦を行う。プロボクシング興行でPCR検査の導入は初めて。対象は出場4選手とチーフセコンドで、試合前日に実施される。
日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は興行再開に向けてガイドラインを策定。試合3週間前と前日の抗体検査を義務付けたが、さらなる安全確保のためにPCR検査を求める声も多く、25日の連絡協議会で実施が可能な地域では導入を認める決定をしていた。
大橋会長は関係者へ謝意を示し、「これで選手も安心して全力で試合が出来ます」とコメントした。
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