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“野人”中西学が現役引退発表「思うような戦い方ができなくなった」 2・22後楽園がラストマッチ

[ 2020年1月7日 20:21 ]

中西学
Photo By スポニチ

 新日本プロレスの中西学(52)が、7日に都内で行われた会見で2月22日の後楽園ホール大会を最後に現役引退することを発表した。

 会見に出席した中西は「2011年に首をケガしたことが原因で思うような戦い方ができなくて、ズルズルとこの状態を続けるよりもしっかりケジメを付けて、いつまでも『昔はあんなことが出来た』と言うよりも今自分の中に残っている熱いものを2月22日までに全部使い切ります。思いっきり引退の日までダッシュして見事にレスラー人生を全うしたいと思います」と引退の経緯を話した。

 決断した時期については「昔の動きが出来ない時期がずっとあったので、気持ちの中で『これはどうすることもできないのか』と思っていました。去年の暮れぐらいから会社と話して今回の流れになりました。怪我をして驚異的に回復はしたんですけど、自分がもっと次にいきたいのにいけなかったという所があったので、これは自分で責任を取るしかないなと思いました。こういう状況で自分が好きだったプロレスにこういうことをしてしまうのはいけないと思いました」と語った。

 引退までに戦いたいレスラーを聞かれると「誰とでも戦いたいです。年が明けて1月いっぱいでみんな契約が終わりますけど、それを延長して引退試合をするという無理を言っている部分もありますので、誰と戦いたいというよりもまずは新日本プロレスが用意する試合を戦いたいです」と話し、引退後に関しては新日本と相談して決めていくことも明かした。

 第三世代として一緒に戦ってきた永田裕志(51)、天山広吉(48)も中西の引退に驚きのコメント。永田は自身のツイッターで「残念!!今は言葉も出てこないです」と発信し、天山も「本当に残念です…」と一言つぶやいた。中西も、小島聡(49)も含めた第三世代の仲間たちについて「ずっとそばにいた3人ですから引退まで一緒に戦いたいですし、対戦もしたいです。3人とも思い入れもありますし、肌で感じているものあるので、それを感じながら最後まで全うしたいですね」と熱く語り、第3世代の3選手と戦ったシングルマッチをレスラー人生の中で思い出に残っている試合に挙げた。

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2020年1月7日のニュース