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石田匠 28日の指名挑戦者決定戦へ順調「気持ちは盛り上がっています」

[ 2019年12月3日 23:10 ]

IBF世界スーパーフライ級指名挑戦者決定戦   同級5位・石田匠 《12回戦》 同級8位イスラエル・ゴンサレス  ( 2019年12月28日    エディオンアリーナ大阪第2競技場 )

井岡一法会長(左)が見守る前でシャドーで汗を流す石田匠
Photo By スポニチ

 2度目の世界挑戦を目指し、挑戦者決定戦に臨む石田が大一番へ気合のこもった練習をこなしている。

 この日は翌4日のスパーリングに備えてサンドバッグやミット打ちで、いい音を井岡ジム内に響かせた。「スパー中心の調整で長いラウンドもやっています。地元開催でプレッシャーも感じるけど、気持ちは盛り上がっています」と声を弾ませた。当初は10月26日にメキシコ第2の都市グアダラハラで開催予定だった試合は紆余(うよ)曲折あり、今月28日に慣れ親しんだエディオンアリーナで開催されることになった。日程が2カ月ずれたことで「それだけ練習できる」と切り替え、ここまで180回を超えるスパーリングを消化。六甲山で傾斜を利用した走り込みも7~8回こなし「スパーでも自分の動きが変わったのが分かる」と下半身強化に手応えをつかんでいる。

 世界初挑戦は2017年10月に敵地でWBA王者カリド・ヤファイ(英国)に12回判定負け。左ボディーやワンツーで対抗し、7回には右ストレートをヒットして場内を沸かせたものの、決定打を放てなかった。「まとめないといけない時に自分は一気にいけていなかった。そういうシーンを作れれば明確にポイントを取れると思う」。28歳はもう一歩、踏み込まなければ世界再挑戦のチャンスを得られないと肝に銘じている。

 相手のゴンサレスは4日に23歳となる若手。戦績は24勝11KO3敗、既に2度の世界挑戦経験を持つ有望株だ。身長1メートル68と伝えられているが、腕は長い印象で身長1メートル74の石田と互角のリーチを持つ可能性は十分だ。「ジャブやボディーを思い切り良く打ってくる。かみ合うと思います」とイメージを語った。本番まで残り3週間半、調整は佳境に入る。

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2019年12月3日のニュース