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井岡一翔VS田中恒成 来年にも実現の可能性 WBO会長が構想明かす

[ 2019年12月3日 13:38 ]

取材に応じるWBOのフランシスコ・バルカルセル会長
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 井岡一翔VS田中恒成が来年にも実現する可能性が出てきた。世界ボクシング機構(WBO)のフランシスコ・バルカルセル会長(71)が3日、年次総会が開催中の都内で取材に応じ、構想を明かした。

 現WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30=Reason大貴)は同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)と初防衛戦、同フライ級王者・田中恒成(24=畑中)はウラン・トロハツ(26=中国)とのV3戦を控えているが、バルカルセル会長は「イオカとシントロンの勝者とタナカとの対戦を来年は実現させたい」と明言。「夢のような話だと思われるかもしれないが、言葉にすることで夢が実現することもある」と付け加えた。大みそかに井岡がシントロンに勝てば、ワシル・ロマチェンコ(31=ウクライナ)に並ぶ世界最速のプロ12戦目で3階級制覇した田中が階級を上げて、日本人男子初の4階級制覇を達成した井岡に挑戦することになる。

 同会長は正規王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)を下してWBO世界バンタム級王座統一に成功したジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)とWBAスーパー&IBF同級統一王者・井上尚弥(26=大橋)との統一戦にも言及し、「実現できるように動きたい」と後押しを約束した。また、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)の名を挙げ、「いつかWBOで試合をしてほしいね」と話した。

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2019年12月3日のニュース