村田、少年院で“しくじり先生” 在院生前に「人生のリマッチに勝ってほしい」
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)が19日、千葉県八街市の八街少年院で講演し、在院生約60人の前で約1時間、熱弁を振るった。「日本財団HEROs更生支援プロジェクト」の一環で、少年院での講演は昨年6月に続いて2度目。
12年ロンドン五輪金メダル、プロでも世界王者と輝かしい経歴を持つ村田だが、中学時代に2度ボクシングから逃げ出し、高校も大学もデビュー戦は黒星。プロ入り後も低迷期があったなど失敗と挫折を繰り返したことを明かし、その体験から「大切なのは自分で選択、決断すること」「成功体験をする。それには我慢も必要」「ダメな自分とも向き合う」「負けたまま終わらない」とアドバイス。「必ずチャンスはあるので“人生のリマッチ”に勝ってほしい」とエールを送った。
次戦については「年内にやりたい」と意欲。在院生に「勇気とは行動で示すもの」と説いただけに「言葉じゃなく行動で見せる試合を、と改めて思いました」と話した。
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