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辰吉寿以輝、デビュー13戦目は12月に大阪で日本ランカーに挑む

[ 2019年9月17日 17:14 ]

日本ランカーとの対戦が決まり、意気込みを語る辰吉寿以輝(左)と吉井寛会長
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 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(49)の次男で、日本スーパーバンタム級14位の寿以輝(23=大阪帝拳)が17日、大阪市内の所属ジムで会見し、12月17日にエディオンアリーナ大阪で、日本バンタム級5位の中村誠康(27=TEAM10COUNT)とスーパーバンタム級8回戦を行うと発表した。右構えの中村は11戦7勝(6KO)3敗1分け。前回は今年4月に3年ぶりの復帰戦で日本バンタム級7位の高橋竜也(ヤマグチ土浦)に8回判定勝ちしている。

 寿以輝にとって相手は1階級軽いバンタム級とはいえ、日本5位につけるランカー。相手の詳細な情報を持ち合わせず、研究はこれからと言うものの「うれしい。僕の方がパンチがある。必ず倒して勝ちます」と意気込んだ。

 吉井寛会長は「タラレバですが、この試合の結果次第で来年は日本か、OPBF(東洋太平洋)か、本格的にタイトルに向かっていくことになる」と話した。12月の試合に勝てば日本タイトル挑戦可能な12位以内に浮上するのは間違いなし。そうなれば現在、在籍するスーパーバンタム級(リミット55・3キロ)にこだわらず、一つ軽いバンタム級(同53・5キロ)、一つ重いフェザー級(同57・1キロ)も含めて挑戦の機会を探る方針だ。

 寿以輝はアマ経験皆無ながら2015年4月のプロデビューから無傷の12連勝中(8KO)。前回、7月の藤岡拓弥(VADY)戦は左拳に痛みを抱えながら臨んだ8回判定勝ち。左拳は骨に異常がなく、腱に炎症が起きたもの。8月末に患部にヒアルロン酸を注射する治療を受けた。炎症を抑え、予防する効果も期待できるという。「(注射が)めっちゃ痛かった」と顔をしかめるものの、おかげで順調に練習を積める。本格的なスパーリング開始前にもう1度、治療を受け、日本ランカーを倒す準備を進める。

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