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井上岳志 前日計量一発パス 再起戦は“ジョロウグモ”封印

[ 2019年8月2日 14:54 ]

<WBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王座決定戦>前日計量をクリアし、フェイスオフする井上岳志(左)とコムサン・ポンセーン
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 ボクシングのダブルタイトルマッチ(3日、後楽園ホール)の前日計量が2日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、WBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王座決定戦に臨む同級1位の井上岳志(29=ワールドスポーツ)はリミット(69.8キロ)を100グラム下回る69.7キロ、同級4位コムサン・ポンセーン(36=タイ)は69.3キロでともに一発パスした。

 今年1月にWBO世界スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑戦も判定負けした井上にとっては7カ月ぶりの再起戦。世界挑戦のために返上したタイトルの再奪取を狙う。ムンギア戦では“ジョロウグモ”と表される超接近戦で王者を苦しめたが、ポイントには結びつかず、大差の判定負け。それでも「世界レベルを肌で感じて、近そうで遠いんだろうけど、越えられない壁じゃないことが分かった。具体的にどうすればいいのか分かった」という。

 帰国後は“ジョロウグモ”を封印し、空間や距離を意識してストレートやジャブに磨きをかけてきた。対戦相手のポンセーンは今回が51戦目のベテラン。井上は「右のオーバーハンドには注意したい。自分の試合の映像を見て研究してきたと話していたけど、ムンギア戦とは違うので。研究しても無駄というところをみせます」と意気込んだ。

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2019年8月2日のニュース