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亀田和毅 0―3判定で敗れる バルガスにリベンジ果たせず

[ 2019年7月14日 13:16 ]

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王座決定12回戦は13日(日本時間14日)、米カリフォルニア州カーソンのディグニティヘルス・スポーツパークで行われ、暫定王者の亀田和毅(28=協栄)は正規王者レイ・バルガス(28=メキシコ)に0―3の判定で敗れた。王座統一と5度目の防衛に成功したバルガスはプロ戦績を34戦全勝とした。

 序盤から前に出てプレッシャーをかけたのは和毅だった。1回にはオーバハンド気味の右フックをヒットさせたものの、長身でリーチが9センチ上回るバルガスに対して有効なパンチは少なく、逆に手数の多いバルガスにポイントを重ねられた。最終12回には猛攻を仕掛けたが、ブレーク時の加撃による減点1もあり、採点は3者ともに110―117と大差となった。

 和毅はメキシコ武者修行中の2007年12月にアマチュア大会の決勝でバルガスに敗れた。その因縁の相手が故障休養中だった昨年11月に暫定王座を獲得し、11年半の時を経ての再戦を「自分のボクシングの集大成」と位置づけていたが、アマ時代のリベンジは果たせず。戦績は36勝3敗となった。

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2019年7月14日のニュース