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王者サルダールが公開練習 視察の谷口陣営「右ストレートが強い」と警戒

[ 2019年2月23日 18:54 ]

<ボクシング・サルダール公開練習>真剣な表情でミット打ちを行うサルダール(撮影・木村 揚輔)
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 ボクシングのWBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦(26日、後楽園ホール)で谷口将隆(25=ワタナベ)の挑戦を受ける王者ビック・サルダール(28=フィリピン)が23日、東京・五反田のワタナベジムで公開練習を行った。

 この日の昼過ぎに成田空港に到着したばかり。陣営はギリギリまで来日を遅らせた理由を「2月の日本は寒いので少しでも長くフィリピンで練習したかった」と説明。公開練習では減量スーツを着て縄跳び、シャドーボクシング、ミット打ちを各3ラウンドずつの計9ラウンドと精力的に動き、汗を流した。

 サルダールは昨年7月に山中竜也(真正)から王座を奪取し、今回が初防衛戦。15年12月には田中恒成(畑中)に敗れたものの、田中からダウンを奪った強打の持ち主で、戦績は21戦18勝(10KO)3敗。日本人との対戦は3度目となる。「もちろん今回も勝つつもりだし、これからも勝ち続けて防衛していきたい」と抱負を口にした。

 練習を視察したワタナベジムの井上孝志トレーナーは「(映像で)見た通りの印象。右ストレートが強いなと。あれをもらわないようにしないと」と警戒する一方で「ミット打ちで息が上がるのが早かったし、水も飲まなかった。減量がしんどいのかも」と指摘。「いずれにしても想定内。やる形は決まっているので、それで行きます」と自信をのぞかせた。24日には両者が顔を合わせ、予備検診が行われる。

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2019年2月23日のニュース