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木村翔 現役続行を表明「もう一度、自分を信じてみよう」 3月下旬に上海での再起戦を計画

[ 2019年2月19日 14:12 ]

現役続行の決意を発表し、王座返り咲きに意欲を示した前WBO世界フライ級王者・木村翔
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 ボクシングの前WBO世界フライ級王者・木村翔(30=青木)が19日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で会見し、現役続行を表明した。

 木村は2017年7月に敵地・中国で五輪2大会連続金メダルの鄒市明(ゾウ・シミン)を下して王座を獲得し、2度の防衛に成功したが、昨年9月に田中恒成(畑中)に判定負けし、王座から陥落。試合後には引退をほのめかすような発言もあり、去就が注目されていた。

 青木ジムの有吉会長によると「1カ月半ぐらいは“放牧”状態だった」が、敗戦から2カ月後には練習を再開。木村は「負けて、いろんな人が応援してくれていたんだと、あらためて思った。負けてから応援してくれる人も増えたような気もして、もう一度、自分を信じてみようと思った」と再起を決めた理由を説明した。

 中国最大のSNS「微博(ウェイボー)」から日中スポーツ貢献賞を受賞するなど、中国での人気は相変わらず高く、3月下旬ごろに中国・上海での再起戦を計画している。木村は「チャンスがあれば、今年中にもう一度、ベルトを巻きたい。フライ級がベストだけど、1階級上げても1階級下げても、どの階級でもいい。チャンスがあるなら相手は誰でもいい」と王座返り咲きに強い意欲を示した。

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2019年2月19日のニュース