王者・勅使河原弘晶 8回TKO勝ちで初防衛に成功 1回に右手痛めるも「神様からの試練」

[ 2019年2月14日 22:55 ]

初防衛に成功し、ファンにチョコレートをまく、東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原
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 ボクシングのOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は14日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・勅使河原弘晶(28=輪島功一スポーツ)が挑戦者で同級7位の入口裕貴(21=エスペランサ)に8回1分56秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。

 1回に右手を痛めた勅使河原は、ほぼ左手1本での戦いを強いられ、何度かパンチをもらうシーンもあったが、強烈な左ジャブ、フックを浴びせて入口に鼻血を出させるなど序盤から主導権を渡すことなく試合を進め、8回には痛めた右手を使って猛ラッシュ。完全に倒しきる前にレフェリーが試合を止めた。

 「入口選手は強くて、なかなか倒れなくて、いい試合になりました。気持ちの強さをリスペクトしています。右手を痛めたのは神様からの試練だと思い、自分の左を試しました。最後に右手を使った時には一発一発“痛い”“痛い”って思いながら打っていました」

 試合後には、そう話して笑いを誘い、バレンタインデーにちなみ観客席に“逆チョコ”をばらまくパフォーマンスでファンを喜ばせた。

 この試合に備え、約1カ月前にWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)とスパーリングを行った。「体調的には問題なかったけど、ボコボコにされて細胞レベルで破壊されたような感じでスランプに陥った」と振り返る。何とか調子を戻して初防衛戦に臨んだが、「自分の中ではパンチをもらう度に惨めな気持ちになった」という。それでも勝利したことは収穫。「今のままじゃ世界とか言えるレベルじゃないけど、みんなが“次は世界だね”と言ってくれるような試合をしたい」と前を向いた。

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