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拓真“真の王者”へ始動「いつもの日常が戻ってきた感じ」

[ 2019年1月30日 05:30 ]

スパーリングを再開した井上拓真(左)(撮影・森沢裕)
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 ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(23=大橋)が29日、横浜市の大橋ジムで本格的な実戦練習を再開した。同門のサウスポー中嶋一輝と4ラウンドのスパーリングを実施し、「いつもの日常が戻ってきた感じ。自分のやりたいことはできた」とうなずいた。

 昨年12月30日にタサーナ・サラパット(タイ)に判定勝ちし、暫定王座を獲得。WBA同級王者の兄・尚弥と並び世界王者となったが、その試合で右拳を痛めた。今月8日からジムワーク再開も実戦形式はマススパーにとどめ、サンドバッグ打ちでも右を封印していたが、この日、それも解禁した。

 空位が続いていた正規王者は19日(日本時間20日)に米国で行われた決定戦でノルディン・ウーバーリ(フランス)に決定。拓真は「試合は見ました。強い相手なので、いっそう頑張らないと」と意気込む。王座統一戦の時期などは未定ながら、ターゲットが絞られたことで対策にも着手。拓真が“真の王者”へと突き進む。

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