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田中教仁 8回TKOで新王者「過去最高の出来でした」

[ 2019年1月12日 23:18 ]

小野心を8回TKOで下し、新王者となった田中教仁は雄叫びを上げる
Photo By スポニチ

 プロボクシングの今年初興行「Dangan220」は12日、東京・後楽園ホールで行われ、セミファイナルの日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦は挑戦者で同級1位の田中教仁(33=三迫))が王者・小野心(36=ワタナベ)を8回TKOで下し、新王者となった。

 身長1メートル50の小さな体を最大限に生かした。低い姿勢から小野の小野の懐に鋭く飛び込み、パンチを浴びせた。2回終了間際に右ストレートでぐらつかせると、3回には右フックでダウンを奪う。そこから焦らず、小野に疲れが見え始めた8回、電光石火のワンツーを連発。後退する小野を一気にコーナーに追い詰め、連打で仕留めた。

 「調子が良くて心のバランスも良かったので全パワーを集中に持っていった。ゾーンに入ったというか、相手のパンチが良く見えた。過去最高の出来でした」と胸を張った。

 約5年のブランクを経て17年2月に三迫ジムで再出発。3度目のタイトル挑戦で獲得した念願のベルトは、支えてくれた三迫ジムの関係者やファン、そして家族ら「大切な人たちに贈るため」のものだった。「本当は11年に(当時の日本王者)八重樫(東)さんに勝ってプロポーズするつもりだったんですけど、それも出来なかったし…嫁にも感謝しなきゃですね」と笑った。

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2019年1月12日のニュース