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ともに計量一発パス 渡部「結果を出す」 丸木は「中盤KO」を予告

[ 2018年8月23日 14:53 ]

日本スーパーウエルター級暫定王座決定戦で対決する渡部あきのり(左)と丸木凌介
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーウエルター級暫定王座決定戦(24日、後楽園ホール)の前日計量が23日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位・渡部あきのり(33=角海老宝石)、同級2位・丸木凌介(27=天熊丸木)はともにリミットの69・8キロでパスした。暫定王座決定戦は王者・新藤寛之(宮田)の負傷により設けられたもので、勝者は新藤との王座統一戦が義務づけられる。元日本&東洋太平洋ウエルター級王者の渡部は36勝(30KO)7敗、元WBCユース・スーパーウエルター級王者の丸木は15勝(10KO)5敗1分け。

 浜田剛史、比嘉大吾と並ぶ15連続KOの日本記録を持つ渡部は、勝てば5年ぶりのベルトで日本タイトル2階級制覇。16年に角海老宝石ジムに移籍してから初のタイトル挑戦で、スパーリング相手に事欠かないなど恵まれた環境に「入って本当に良かったけど、俺が強くなることで証明するしかない」と恩返しを強調。暫定王座を「仕方ない。でも日本タイトルは日本タイトル」と割り切り、試合については「1回KOでも、10回判定でも、6回負傷判定でもいい。どんな試合をしてもプロは結果を出さないと」と決意表明した。

 丸木は16年7月に当時の日本王者・野中悠樹(井岡弘樹)に挑戦して判定負け。今年5月の新藤との王座決定戦にも負傷判定で敗れており、3度目の日本タイトル挑戦となる。「2日前から」という目が充血した状態で計量に臨んだが、「この暑さをうまく使えた。水分を摂りながら減量ができた」とコンディションは上々の様子。「過去2試合はアウェーの厳しさというより、ホームでの甘さが通用しないことが分かった。ポイントをしっかり取っていきたい」と語り、「前回(新藤戦)は人生初のダウンをしたので、一発をもらわない練習をしてきた。スタミナは僕の方があると思う。理想は大差判定勝ちだけど、中盤KOになると思う」と展開を予想した。

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2018年8月23日のニュース