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15歳差日本タイトル戦 小野、初防衛へ「キャリア生かす」 加納「取っておかなアカン」

[ 2018年8月23日 14:21 ]

初めて日本タイトルに挑戦する加納陸
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 ボクシングの日本ミニマム級タイトルマッチ(24日、後楽園ホール)の前日計量が23日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、初防衛を目指す王者・小野心(35=ワタナベ)はリミットの47・6キロ、指名挑戦者の加納陸(20=大成)は100グラム軽い47・5キロでパスした。戦績は小野が34戦22勝(5KO)9敗3分け、16歳のときにフィリピンでデビューするなど海外経験が豊富な加納はJBC公認下で8勝(4KO)2敗。

 2度の世界挑戦経験を持つ元東洋太平洋ライトフライ級王者・小野は今年4月の王座決定戦で平井亮輝(千里馬神戸)に判定勝ち。ミニマム級とライトフライ級を合わせ計4度目の挑戦で日本王座を獲得した。自身より15歳も若い加納との対戦だが「若い頃から試合をしているので、戦いにたけていると思う」と分析。「キャリアを生かして戦いたい」と抱負を述べた。

 元東洋太平洋ミニマム級暫定王者の加納は18歳だった16年8月、国内最年少世界王者を目指してWBOミニマム級王座決定戦に臨んだが、高山勝成(仲里)に負傷判定負け。昨年5月にはWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座決定戦で6回KO負けしていた。日本王座は初挑戦で「こだわりはないけど、知らない人でも分かる。国内で強いと思われるためにも取っておかなアカン」と表現。後楽園ホールはU―15全国大会に出場した中3時以来5年ぶりで、「日本で敵地は初だけど、タイやフィリピンとか、草原みたいなところ試合したこともあるので、特に気にすることはない」と話した。

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2018年8月23日のニュース