×

JBC、体重超過防止へ新規定 契約体重の3%以上は試合中止

[ 2018年8月23日 21:36 ]

 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は23日、近年増加している選手の体重超過の防止策の一環として、試合出場の可否や罰則を設けた規定を新たに決め、早ければ9月1日から実施したい意向を明らかにした。規定は以下のとおり。

 ▽試合出場に関して

 (1)公式計量において体重超過が契約体重の3%以上の場合=再計量の2時間の猶予は与えない、計量失格で試合出場は不可(試合中止)。

 (2)公式計量において体重超過が契約体重の3%未満の場合=再計量の2時間の猶予を与える。

 さらに2時間後も体重超過の場合

 <1>計量失格とし、試合出場は不可(試合中止)。

 <2>試合を中止しない場合は当日計量を義務づける。当日計量時の体重が契約体重を8%以上超過した場合、試合出場は不可(試合中止)。

 ▽ペナルティー及び処分について

 (1)試合中止の場合=ファイトマネー相当額を制裁金としてJBCに収める。ただし、個別契約により試合をキャンセルした際の対戦相手・プロモーターへの損害補償が事前に決められている場合は、それをもって制裁金の代わりとすることができる。

 選手は1年間のライセンス停止処分と、次戦以降は1階級以上の階級への転向を義務づける。

 体重超過したボクサーのマネジャーを戒告処分とする。

 (2)試合を中止しない場合=ファイトマネー相当額の20%を制裁金としてJBCに収める。ただし、個別契約によりオーバーウエートした際の対戦相手への損害補償が事前に決められている場合は、それをもって制裁金の代わりとすることができる。

 選手は6カ月のライセンス停止処分。

 体重超過したボクサーのマネジャーを厳重注意処分とする。

続きを表示

2018年8月23日のニュース