亀海喜寛、判定負けで1年ぶり再起戦飾れず「練習の成果が出せないのも実力」
ボクシングの元東洋太平洋ウエルター級王者でWBA世界スーパーウエルター級14位の亀海喜寛(35=帝拳)が17日(日本時間18日)、米カリフォルニア州インディオで1年ぶりの再起戦となるノンタイトル10回戦に臨み、グレグ・ベンデティ(28=米国)に0―3で判定負けした。採点はジャッジ2人が92―98、1人が93―97。互いにダウンや減点はなかった。亀海は27勝(24KO)5敗2分け、ベンデティは20勝(12KO)2敗1分け。
亀海は昨年8月、カリフォルニア州カーソンで4階級制覇王者のミゲル・コット(プエルトリコ、引退)とWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦を戦い、0―3で判定負け。今年1月に同州ロサンゼルスで再起戦を予定していたが、右肩を痛めて延期となっていた。
再起戦を白星で飾れなかった亀海は「(ベンデティは)もっとガンガン出て来る印象があったけど、それよりも自分自身が良くなかったです。練習でいかに良くても試合で出るのが実力です。ブランクの影響があったかは分かりませんが、これだけ殴り合ってみれば一緒です。ボディーが効いていると感じた場面もありましたが、相手が強かったというより、練習の成果が出せないのも実力です」とコメント。試合途中で採点が気にならなかったか、との問いには「1ラウンドと2ラウンドは様子を見ていたところもあり採点は気になりませんでしたが、中盤から力強いパンチを打ち込めていないと感じていたし、ポイントで劣勢なことは分かっていました」と答え、「腕の力が入らなくなる感じは前回の試合と同じで、このような試合を2試合続けてしまい、これだけチャンスをつくってくれた本田会長に申し訳ないです」と話した。大きなケガはなく、病院にも行かなかったという。
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