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ドタバタ…日本ボクシング連盟が反論文書を再公表 改めて“奈良判定”“過剰接待”指示否定

[ 2018年8月1日 16:13 ]

日本ボクシング連盟の山根明会長
Photo By スポニチ

 日本スポーツ振興センター(JSC)から交付された助成金の不正流用の疑いがある日本ボクシング連盟(山根明会長)が1日、公式サイトを通じて一部報道に対する反論の文書を発表。1度は文書が削除されたが、「掲載文について、誤って作成途中の文章が掲載されてしまいました。お詫び申しあげ、改めて掲載をさせていただきます」とし、再度文書を公表した。

 文書では、16年リオデジャネイロ五輪代表の成松大介(自衛隊)が15年度にJSCから交付されたアスリート助成金240万円について、日本連盟は山根会長の指示で3分割し、助成対象外の別の2選手にも80万円ずつ渡していたとする件については「遺憾ながら、これは事実」と認めて謝罪。

 一方で、(1)国際大会派遣コーチの日当“ピンハネ”への指摘、(2)山根会長が奈良所属の選手が有利になるように指示をし、不当な判定、いわゆる“奈良判定”を強要したとする告発、(3)問題視される会長への過剰接待の指示については真っ向から反論した。

 この文書は公表から1時間後に一時削除され、さまざまな憶測を呼んだが、およそ1時間後に連盟は再び「掲載文について、誤って作成途中の文章が掲載されてしまいました。改めて掲載をさせていただきます」と再び公表。文章の一部表現や役職に修正が入った文書が公表されたが、対応に混乱している様子がうかがわれた。

 なお、午後4時現在、告発状を作成した「日本のボクシングを再興する会」の中心人物を批判し、山根会長が日大の客員教授に就任した経緯を説明していた「ご報告補足」の文書は再公表されていない。

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2018年8月1日のニュース