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王者・木村翔、2度目の防衛に成功 怒とうの18連打、6回KO勝ち

[ 2018年7月27日 21:20 ]

WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦 ( 2018年7月27日    中国・青島 )

 ボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦は27日、中国・青島で行われ、王者・木村翔(29=青木)が挑戦者の同級4位フローイラン・サルダール(29=フィリピン)に6回KO勝ちして2度目の防衛に成功した。日本人で初めて中国での防衛に成功した木村は17勝(10KO)1敗2分け、世界初挑戦に失敗したサルダールは28勝(19KO)3敗1分け。

 1、2回はジャブから手数を多く出す挑戦者のペース。だが、木村は被弾も構わずガードを固めてプレッシャーをかけ、3回にはロープに詰めて連打を浴びせた。5回に左アッパー―左ボディーでダウンを奪うと、6回には18連打で棒立ちにさせ、最後もボディー中心の連打で倒してテンカウントを聞かせた。

 V2戦は木村のオプション(興行権)を持つ前王者・鄒市明(ゾウ・シミン、中国)サイドの了解を得られず、決定が遅れに遅れた。対戦相手が内定したのは6月中旬で、会場も当初の予定から変更された。準備不足は否めなかったが、「下(ボディー)から崩していくイメージ」という戦い方で、2試合連続KO防衛を飾った。

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2018年7月27日のニュース