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芹江匡晋「KO負けして終われて幸せ」 引退試合1回KOで散る 対戦相手も男泣き

[ 2018年7月27日 20:16 ]

引退セレモニーで10カウントゴングを聞く芹江(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシングの「GUTS FIGHTING Dangan214」は27日、東京・後楽園ホールで行われ、引退試合に臨んだ元日本スーパーバンタム級王者・芹江匡晋(35=伴流)は警察官ボクサー杉田ダイスケ(29=ワタナベ)に1回KO負けした。戦績は36戦27勝10KO9敗、杉田は3戦3勝2KO。

 16年5月以来、2年2カ月ぶりのリング。1回1分過ぎに左フックでダウンを奪ったが、その1分後に杉田の強烈な右クロスにダウン。何とか立ち上がったものの、再びファイティングポーズをとることができなかった。

 志願して引退試合の相手を務めた杉田は「芹江さんをリスペクトしていた。強いボクサーが相手だから集中して練習できたし、それが結果に出た」と男泣き。芹江は「今までKOされたことがなかったけど、KO負けして終われて幸せです。でも少しでも長くリングに立っていたかった」」と涙した。

 今後については移住した栃木県大田原市に開いたジムで「ボクシングを楽しんで行きたい」と話し、これまで支えてくれた家族や関係者とともに10カウントゴングを聞いた。

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2018年7月27日のニュース