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田口の挑戦者ブドラー 練習公開も見ないで!開始予定前にメニューほぼ終了

[ 2018年5月17日 13:16 ]

ジムに飾られた田口の写真を指差し闘志を燃やすブドラー
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA&IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦(20日、東京・大田区総合体育館)で統一王者・田口良一(31=ワタナベ)に挑戦するWBA7位&IBF6位のヘッキー・ブドラー(29=南アフリカ)が17日、東京都品川区のワタナベジムで練習を公開した。午前10時半からの予定が同9時半にはジム入りして練習を始め、報道陣が集まる前にメニューをほぼ消化。田口を指導する石原雄太トレーナーに「見ないでほしい」とトレーニング階から退出させ、逆に田口の練習を見たがるなど、陣営は本番ムードを漂わせた。

 オーソドックス(右きき)スタイルのブドラーはシャドーボクシングを終えると、サウスポーにチェンジしてミット打ちを実施。理由を問われるとコリン・ネーサン・トレーナーが「元々サウスポーなんだ」とけむに巻き、練習開始時間を早めたことについても「既にハードな練習はしてきたから、あとは軽めに、調子をキープするだけだ。スパーリングは200〜300ラウンドやってきた」と説明(?)した。

 一方、初来日の元WBA世界ミニマム級スーパー王者ブドラーは「いい調子だし、日本に来てからも減量がうまくいっている。環境も素晴らしいし、治安がいいので外で走ることもできる。街がきれいで走りやすい」とニコニコ。田口について「今、世界でもベストな選手の1人。スピードもパワーもあってフットワークも軽い。世界王者になる要素を全て持っている」と高く評価し、「凄く強い相手なので厳しい試合になると思う。2つのベルトがかかるのは名誉だし、お客さんに楽しんでもらえる試合ができれば」と優等生のコメントを口にした。だが、予想する試合展開について質問が出ると、ネーサン・トレーナーが答えをさえぎり、「ノーコメントだ」とピシャリ。「田口をどう攻略していく?」との問いにも同トレーナーが「それは同じ質問だろう」とくぎを刺し、ブドラーも「準備してきたことを出す」とだけ話した。

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2018年5月17日のニュース