村田諒太 統一ミドル級タイトルマッチに登場のゴロフキンを絶賛「階級で最強の選手」
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が1日、都内で取材に応じ、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで5日(日本時間6日)に行われる統一ミドル級タイトルマッチの見どころなどを語った。
3団体統一同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)がバネス・マーティロスヤン(31=アルメニア/米国)の挑戦を受ける一戦。ゴロフキンは村田と東京ドームでのビッグマッチ構想もあり、村田自身が対戦を最も熱望しているボクサー。プロ1年目の米合宿で3ラウンドのスパーを2度行い、「パンチが固くて強くて重い。本当に異質だった」と衝撃を受けた。
それから4年。世界王者となり、初防衛を果たした今も「パンチ力があるし、タフそれからで打たれ強い。パンチをもらってもビクともしない。階級で最強の選手」とゴロフキンを絶賛。「かつクリーン。アスリートとして真摯にリングに向かう選手。だからこそ戦いたい」と力を込めた。ここ3戦、ゴロフキンが消化不良の試合を続けていることに関しても「相手も違うし、評価は変わらない。ピーク時に比べれたら“魔法”は解けているかもしれないけど、実力は一番」と言い切った。
対戦相手のマーティロスヤンについては「基本に忠実だし、いい選手」と認めた上で「ちょっとブランクが長い」と指摘し、ゴロフキンの勝利を断言。「序盤はいい勝負をするけど、耐久力とかパワーの壁がある。4回以降のKOかTKOが順当かな」と予想した。
また、日本時間13日にワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)と対戦するホルヘ・リナレス(32=ベネズエラ、帝拳)にも言及。「ロマチェンコに勝つとしたらホルヘしかいない」と言い切り「勝って日本でおいしい焼き肉でも食べに行けたらいいですね」と帝拳ジムの同僚にエールを送った。
ゴロフキンVSマーティロスヤンは6日午前10時30分から、リナレスVSロマチェンコは13日午前9時から、ともにWOWOWプライムで生中継される。
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