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井岡 世界王座返上 最悪引退の可能性も「試合への準備が間に合えへんということ」

[ 2017年11月9日 18:13 ]

井岡一翔
Photo By 共同

 プロボクシングのWBA世界フライ級王者、井岡一翔(28=井岡)が世界王座を返上した。同ジム会長で父の井岡一法氏が9日、大阪市内の所属ジムで会見。「試合への準備が間に合えへんということで。(次は)指名試合で、相手を待たすわけにもいかないし。いったん返上しようということになった。WBAフライ級のベルト返上です」と明言した。

 井岡は2011年から昨年まで6年連続で大みそかに試合を行ってきた。同会長によると今年もそのつもりで夏以降、一翔とジムとで話し合ってきたが、準備不足という結論に達した。

 また「本人が身を引くというなら、ちゃんと引退式もやる。二つに一つ」と最悪の場合、このまま引退という可能性にも触れた。

 一方で「スイッチが入れば、彼のことだからすぐにできる」と期待も寄せた。

 一翔は4月23日にノクノイ・シットプラサート(タイ)に判定勝ちして5度目の防衛に成功してから試合をしていない。

 5月には歌手でタレントの谷村奈南(30)と結婚。WBAからは同級1位のウクライナ選手と指名試合の交渉を行うよう勧告されていた。

 同会長は、結婚後に一翔が新居を東京に構え、「東京と(所属ジムがある)大阪と行ったり来たりとなった」と近況も説明した。

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2017年11月9日のニュース