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王者・黒田雅之「どんな試合も勝つ」 松山真虎は王座奪取に意欲

[ 2017年11月9日 14:43 ]

V2戦に臨む黒田(右)と挑戦者の松山
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本フライ級タイトルマッチ10回戦(10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・黒田雅之(31=川崎新田)はリミットより100グラム軽い50・7キロ、挑戦者の同級6位・松山真虎(28=ワタナベ)はリミットの50・8キロで一発パスした。

 元日本ライトフライ級王者の黒田は今年2月にフライ級の暫定王座を獲得。6月に前同級正規王者・粉川拓也(宮田)との統一戦を2―1の判定で制し、主要4団体で世界ランクを手に入れた。もっとも、「世界へ行くにはどんな試合も勝っていかないといけない。肩書きが増えたからと言ってパフォーマンスが上がったわけじゃない」と淡々。「練習してきたことを出して、前回より強くなったと思われる試合を見せたい。最近はボクシングをやっていて毎日が楽しく、伸びている感じがある」と13年以来2度目の世界挑戦をにらんだ。

 14年にレックス・ツォー(中国)に挑戦した経験を持つ松山は5月に香港でフィリピン人選手に敗れるなど2連敗中。しかし、「全然緊張もしていないし、計量をパスできて安心した」と意欲十分。後楽園ホールに近いもつ焼き店で働いているが、試合が決まってからは仕事の時間を減らしたり、休んで練習に専念してきたそうで、「練習したことがどこまで通用するか。出せたら勝てる」と話した。

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2017年11月9日のニュース