×

比嘉の挑戦者マソン陣営 具志堅会長パフォーマンスに“カウンター”「チーズとワインも」

[ 2017年10月16日 15:00 ]

会見中に紙袋からフランスパンを取り出しマソン(左)に渡した具志堅会長
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦(22日、東京・両国国技館)で王者・比嘉大吾(22=白井具志堅)に挑戦する同級5位のトマ・マソン(27=フランス)が16日、東京・神楽坂の帝拳ジムで公開練習を行った。練習前の会見では「日本は初めてだが、いい印象を持っている。日本?すし以外は分からない」とコメント。これまでダウンした経験はないそうで、「自分はディフェンスが得意。比嘉は攻撃が強いし、連続KOも凄いと思うが、自分との試合ではKOできるとは限らない」と話した。

 会見には比嘉を指導する元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高会長も出席。最前列に座った具志堅会長に対し、マソンは「顔を見て分かった。比嘉のトレーナーが有名なボクサーというのは知っていたから」と対応。具志堅会長から「日本は寒い?」と聞かれると「フランスの方が天気は良かった。こっちの方が多少寒し、雨なので重く感じる」と律儀に答えた。すると、具志堅会長は地元の杉並区浜田山のパン店で購入したというフランスパンをバッグから取り出してプレゼントするパフォーマンス。「日本でも有名なおいしいパンだから、試合までに1回くらいは食べてみてよ」と勧めた。だが、カットマンのジノ・ルロン氏から「チーズとワインも欲しい」と“カウンター”を返され、「(19日の)調印式までに用意する」と苦笑した。

 マソンの練習はロープ跳びとシャドーボクシングのみ。体重はリミットまで500グラムというが、具志堅会長は「本当かな?かなり減量はきついと思うよ」と指摘。指摘どおり、撮影用に上半身を脱いだマソンの腹部は脂肪がついてふっくらしており、「あの体だからね。まだ(体重は)あると思う」と話した。

続きを表示

2017年10月16日のニュース