×

現役高校生の那須川 プロデビュー戦の藤田に判定勝ち

[ 2017年10月15日 22:20 ]

 ◆格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 1stラウンド―秋の陣―」(15日 マリンメッセ福岡)

 ワンマッチのセミファイナルに登場したキックボクサーの那須川天心(19=TARGET)は、プロデビュー戦の藤田大和(25=リバーサルジム新宿Me,We)の積極的な攻撃に手こずりながらも判定勝ちした。

 相手はアマチュアボクシングで活躍してきた選手。那須川は「相手の自信のあるもので勝てれば」とパンチでの勝利も意識していた。1R、その狙い通り、左のカウンターを顔面にヒットさせた。その後は倒れた相手にパウンドを浴びせ、主導権を握った。

 2Rはテークダウンを奪ってマウントポジションになったが、藤田に体を入れ替えられ、グラウンドでコントロールされた。3Rは左ストレートから連打を浴びせるなど攻め込んだが、粘る相手をKOすることはできなかった。「総合格闘技では初めての判定。苦戦してこういう結果になった。藤田選手、ありがとうございました」と相手に敬意を表した。

 現役高校生でもある那須川は、キックボクシングの圧倒的な成績により、推薦で大学に進学することも可能だが、その道を絶った。「1日24時間でも足りない。まだまだやることが残っている」と来春の高校卒業後は時間を惜しんでトレーニングにまい進。キックボクシング、総合格闘技でさらなる高みを目指していく。

続きを表示

2017年10月15日のニュース