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東日本ボクシング協会「最強後楽園」を今年から「日本タイトル最強挑戦者決定戦」に

[ 2017年5月17日 18:00 ]

 東日本ボクシング協会(渡辺均会長)は17日、都内で理事会を開き、従来は「最強後楽園」として開催されていた日本王座挑戦者決定戦を、今年から「日本タイトル最強挑戦者決定戦」(各8回戦)として開催すると発表した。

 原則13階級で行われるが、今年10月21日に予定している協会主催の興業ではフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級、ウエルター級の5階級を実施。残り8階級は9〜12月にランキング上位選手所属ジムの興業で行う。6月の日本ランキングが発表され次第、上位者に決定戦出場を呼びかけ、7月20日までに申し込む。7月以降に日本王座返上があった場合は「挑戦者決定戦」を10回戦の「王座決定戦」に昇格させるが、「挑戦者決定戦」出場の意向を示していなければランキング上位者でも「王座決定戦」には出場できない。

 今回の変更は、日本王座の指名防衛戦期限を従来の9カ月から、毎年のチャンピオンカーニバル(CC)を起点とする1年に変更し、CCで最強挑戦者を王者と対戦させる狙いがある。ただし、指名期限変更の正式決定には日本ボクシングコミッション(JBC)の手続きが必要で、JBCでは期限が守られなかった場合の罰則など協会から提出された詳細案を元に今後、ルール改正も含めて検討するという。

 また、日本プロボクシング協会の渡辺均会長は、同協会が主催する「全国U―15ジュニア大会」に出場した選手に関し、アマチュアの日本ボクシング連盟から4月に「アマ資格を失い、高校などの大会に出場できない」と通達があった件について、「今年に限っては出場選手もアマチュア資格をはく奪しないことを同連盟と約束した」と明らかにした。通達の前にU―15大会出場を決めた選手もいるためだが、来年以降については不透明で、連盟側と協議していく。

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2017年5月17日のニュース