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クリチコ ジョシュア戦はタフな試合を覚悟「自分のコピーと戦う」

[ 2017年2月11日 15:55 ]

会見でにらみ合うジョシュア(左)とクリチコ(AP)
Photo By AP

 4月29日(日本時間30日)に予定されているIBF世界ヘビー級タイトルマッチはウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)が王者アンソニー・ジョシュア(27=英国)に挑戦する注目の一戦。ジョシュアにとってはキャリア初のビッグマッチ。長年に渡りヘビー級をけん引してきたクリチコは王座返り咲きに燃える。

 ジョシュアは2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得。プロ転向後も18戦全KO勝利と快進撃を続けている。クリチコはこの対戦をどう見ているのだろうか。英国のスカイスポーツは10日に元王者のコメントを伝えている。「これまでのキャリアで最もタフな挑戦になるだろう。ジョシュアはまるで自分のコピーだからね。そして、彼は世界王者だ」。

 確かにそうかもしれない。両者の身長はともに6フィート6インチ(1メートル98)。クリチコもKO率78%とジョシュアに負けず強打者だ。違うのはキャリアの差ぐらいだろう。試合は新旧交代を象徴するものになるのか、それとも意地を見せるベテランがヘビー級シーンの主役に返り咲くのか。ボクシングファンにとって見逃せないカードだ。

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2017年2月11日のニュース