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佐々木 復帰3連勝、元東洋太平洋王者 サンタ姿登場から1回TKO

[ 2016年12月24日 15:20 ]

試合後、サンタ姿に戻った佐々木基樹(右)はリングアナウンサーとのトークで笑顔
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 元東洋太平洋スーパーライト、ウエルター級王者で、現日本スーパーライト級8位の佐々木基樹(41=帝拳)が24日、東京・後楽園ホールで8回戦に臨み、木村勇樹(32=極東)に1回1分15秒TKO勝ちして今年2月の現役復帰から3連勝とした。佐々木は53戦42勝(26KO)10敗1分け、木村は16戦6勝(5KO)9敗1分け。

 旺盛なサービス精神からサンタクロース姿でリングインした佐々木だったが、同じくサンタコスチュームのラウンドガールが登場する前に決着をつけた。サウスポーの木村に対し、左ボディーを叩いて後退させると、ロープ際でボディから右フックを連打。木村はロープにもたれるようにしゃがみ込んでダウンし、レフェリーはストップを宣告した。早めのストップに木村も場内もあ然としたが、佐々木は勝利インタビューで「ストップが早いのは仕方がない。自分の周りでも3人が亡くなった。早く止めないとまた亡くなる方が出てくる」と理解を求めた。

 背の高いサウスポーと対峙(たいじ)し、自身の目の前に出てくるボディーを「狙って練習していた」とベテランらしく解説した佐々木。さらに「ストレートではナックルが入らない。ひねった方が入るし、軌道が読みにくい」と“コークスクリューパンチ”も練習していたと明かした。復帰を決断した2016年を「いい1年でした。1年前はただ練習しているだけだった」と振り返り、「衰えは正直感じるので、この先は長くない。せっかく復帰したので来年中にベルトを1本追加したい」と抱負を述べた。狙いはライト級かスーパーフェザー級で、19日に日本ライト級王者となった土屋修平(30=角海老宝石)について「やりたい。みんな自分との対戦を嫌がるけど、声をかけた時、彼自身は逃げる感じじゃなかった」と対戦を希望した。

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2016年12月24日のニュース