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吉開 難敵を強烈KO!全日本新人王MVPを獲得

[ 2016年12月24日 05:30 ]

全日本新人王決勝戦スーパーライト級   ○吉開右京 3回2分21秒TKO ●大野俊人 ( 2016年12月23日    後楽園ホール )

<全日本新人王決定戦スーパーライト級>2R、大野(左)にパンチを見舞う吉開
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 プロボクシングの第63回全日本新人王決勝戦は23日、後楽園ホールで12階級が行われた。MVPは全勝対決となったスーパーライト級で3回TKO勝ちした吉開右京(19=島袋)が獲得。技能賞はスーパーフライ級の福永亮次(30=宮田)、敢闘賞にはスーパーフェザー級の粟田祐之(25=KG大和)が選ばれた。

 沖縄出身選手が12階級のうち3階級を制した。バンタム級の新島、ライト級の小田、スーパーライト級の吉開は、いずれもTKO勝ち。吉開は5戦全勝5KOの大野を左フックで大の字にさせる豪快なKO劇でMVPに選出され、「気づいたら倒れていた。冷静に、焦る姿を相手に見せないようにできた」と話した。沖縄・美里高1年の冬まで野球部だったが「個人競技がやりたかった」と1人でボクシング同好会を立ち上げ。今年5月にプロデビューし、アマ時代に敗れた小田と同時に全日本新人王に輝いた。「今がスタート。まだスタミナも圧倒する力もない」と話した19歳は「具志堅さんみたいな世界王者になりたい」と将来の夢を口にした。

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