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赤穂 1回KO勝ち「早すぎてすいません」3度目世界挑戦は段階踏む

[ 2016年12月24日 15:42 ]

1回KO勝ちした赤穂亮
Photo By スポニチ

 ボクシングの元東洋太平洋スーパーフライ級王者・赤穂亮(30=横浜光)が24日、東京・後楽園ホールでスーパーバンタム級8回戦を行い、ペンティン・サイトソーンジム(20=タイ)に1回1分42秒KO勝ちした。左右のボディー連打でダメージを与えるとロープ際で右ボディー−左フックのコンビネーションであっさりKO。リング上で「早すぎてすいません」と謝罪した。

 昨年8月に2度目の世界挑戦に失敗。今年は2戦したが、いずれも判定勝ちで、KO勝ちは昨年3月以来だった。「1ラウンドに右がかすってヒヤッとしたので、気を引き締めた。左フックは無意識に返したパンチ。ダウンして起き上がってこなかったので、演技しているのかと思った」と苦笑した。

 今後は3度目の世界挑戦を目指すが、来年については「日本、東洋太平洋(王者)から話が来ている」とステップを踏む方針を示した。横浜光ジムの石井一太郎会長によると「来年3月10日に何かしらタイトル戦をやる」という。赤穂は「兄貴分の下田さん(昭文=帝拳、元WBA世界スーパーバンタム級王者)も大みそかに日本タイトル(フェザー級タイトルマッチ)をやる。“一緒に日本獲ろうぜ。成り上がろうぜ”と言うので。下田さんがいるから自分もという気になる」と明かした。「泥臭くても何でもいい。身体能力は落ちていないし、今の俺が一番強いと思う」と話し、「来年の終わりぐらいに世界5位ぐらいになっていれば。(世界再挑戦までは)3年はかかるだろうなと思う」と焦らず現役を続けていくスタイルを強調した。

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2016年12月24日のニュース