和毅　圧倒的勝利で王者や！５月プロ初黒星の相手に気合

前日計量で王者ジェイミー・マクドネル（左）とにらみ合う亀田和毅

ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ 王者ジェイミー・マクドネル≪１２回戦≫同級４位・亀田和毅

（9月6日 米テキサス州コーパスクリスティ）
　ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチの前日計量が５日、米テキサス州のコーパスクリスティで行われ、挑戦者の亀田和毅（２４・日本）は王者のジェイミー・マクドネル（２９・英国）とともに５３・４キロで、リミットに１００グラム余裕を持って１回でパスした。因縁の相手との完全決着へ向け「作戦通りやれば勝てる。今回は誰が見ても勝ってる試合になる」と気合をみなぎらせた。

　
　ＷＢＯ王座を返上して挑んだ５月の対戦は、３回に右フックでダウンを奪ったものの、ジャッジ３人全員が１点差の０―３で判定負けを喫した。「前回の試合から全てを変えてこの試合に向けて練習してきた」。井岡一翔や村田諒太も指導したキューバ人のイスマエル・サラス・トレーナーとタッグを結成し、米ラスベガスを拠点にマクドネル対策を練ってきた。

　今回も米地上波のＣＢＳで生放送される。和毅は米国進出４戦目。勝てばさらにチャンスが広がるが、連敗となれば今後の米国での活動が困難になることが予想される。「世界のボクシングファンの記憶に自分の名前が刻まれるような試合にする」。ただ勝つだけではない。圧倒的な勝利を目指しリングに立つ。