天笠　リゴンドー視察で小顔に驚き「小さくて当てづらそう」

リゴンドー（右）と対面した天笠

ＷＢＡ・ＷＢＯ世界スーパーバンタム級タイトルマッチ ＷＢＡ・ＷＢＯ統一王者・ギジェルモ・リゴンドー　ＶＳ　ＷＢＡ１０位・ＷＢＯ６位・天笠尚

（12月31日 ボディメーカーコロシアム）
　王者リゴンドーの公開練習が都内で行われ、挑戦者の東洋太平洋フェザー級王者、天笠尚が自ら敵情視察に乗り込んだ。公開練習は相手のトレーナーなどが訪れるのが一般的だが、髪を金色に染めた天笠は「あいさつだけでも」と異例の会場入り。一度断られたが、その後リゴンドーから許可が下りて、約１時間練習を見守った。

　歓迎を受けて握手を交わした天笠は「手が硬い。パンチも硬そう」と早々と警戒心を強めた。さらにイヌ科の動物「ジャッカル」の愛称を持つ男の素早い動きを見ると「中にもぐり込んで打つのが速い。（身長で１０センチ以上上回る天笠の）距離がアドバンテージにならない」と嘆いた。そして何より驚いたのは顔のサイズ。「小さくて当てづらそう」と少々困り顔だが、「相手が打ってきた時に（カウンターで）顔に当てられるかがポイントになる。一発食わしてやりたい」と覚悟を決めた。小顔への一発に勝負を懸ける。