一翔 判定で4カ月ぶり再起戦飾る「これから新たなドラマを」
フライ級ノンタイトル10回戦 井岡一翔 3―0判定 パブロ・カリージョ
(9月16日 東京・後楽園ホール)
プロボクシングの元世界2階級制覇王者で、5月にプロ初黒星を喫したWBA世界フライ級5位の井岡一翔(25=井岡)が16日、東京・後楽園ホールで再起戦に臨み、フライ級(50.8キロ以下)のノンタイトル10回戦でWBA同14位のパブロ・カリージョ(26=コロンビア)と対戦。井岡が3―0で判定勝ちした。通算戦績は井岡の16戦15勝9KO1敗、カリージョは19戦15勝8KO3敗1分け。
井岡が判定ながら再起戦を飾った。積極的に前に出るカリージョに対し、左ジャブから右ストレートや左フックを上下に打ち分けてポイントを稼いだ。6回にはパンチでカリージョの右目上から出血させるなど、押し気味に試合を進めた。結局、ダウンこそ奪えなかったが99―91、98―92、99―93の3―0判定で快勝した。
試合後は「早くチャンピオンに返り咲きたい。これが本当のカムバックだと思っていない。これから新たなストーリー、ドラマをつくる」と3階級制覇に向けて決意表明した。
井岡はミニマム、ライトフライに続き、フライ級の王座に挑んだ5月の世界戦で判定負けしていた。
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