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興毅 4度目の防衛に成功!判定で辛くも…

[ 2012年4月4日 20:50 ]

10回、ノルディー・マナカネ(左)を攻める亀田興毅

 世界ボクシング協会(WBA)ダブルタイトルマッチ各12回戦は4日、横浜アリーナで行われ、バンタム級チャンピオンの亀田興毅(亀田)は同級11位のノルディー・マナカネ(インドネシア)を3―0の判定で下し、4度目の防衛に成功した。

 興毅は本調子には程遠く、4回には左右のフックを浴びてぐらつく場面もあったが、終盤に何とか盛り返し、判定で王座を守った。マナカネは手数では王者を上回っていたが、判定に泣いた。

 亀田は「今まで感じたことがないようなプレッシャーを感じていた。序盤に左を痛めてから、ちょっと闘い方が変わった。もっと力の差を見せつけて、勝てるようにしないといけない」と話した。

 ◆亀田 興毅(かめだ・こうき)03年12月プロデビュー。06年8月にWBAライトフライ級王座決定戦で初の世界王座に就く。09年11月には内藤大助に判定勝ちして世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を獲得。10年12月にWBAバンタム級王座決定戦を制し、日本選手初の3階級制覇を達成した。左ボクサーファイター。戦績は29戦28勝(17KO)1敗。25歳。大阪市出身。

 ▼大橋秀行・日本プロボクシング協会会長の話 亀田興は最近見た中で一番悪い。パンチにスピード、切れがなかった。判定は問題ないが、KOしたいレベルの相手だったと思う。清水は勝てる試合だった。もったいない。中途半端に打ち合いに付き合ってしまった。

 ▼鬼塚勝也氏(元世界スーパーフライ級王者)の話 亀田興は最後まで慎重になりすぎた。本人も消化不良だろう。判定はジャッジの判断なので何も言えない。

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2012年4月4日のニュース