興毅は肉体改造着々！初の世界戦ＫＯ勝利狙う

予備検診を受ける亀田興毅（下）と大毅

　ＷＢＡ世界バンタム級王座決定戦の予備検診が２０日、都内で行われ、同級２位の亀田興毅（２４＝亀田）は、２階級下のフライ級で戦った３月のポンサクレック（タイ）戦から胸囲が６センチ増の９９センチを記録した。

　「練習は亀仙人。もともと胸囲があったのもあるけど」。漫画「ドラゴンボール」で亀仙人に師事する主人公の孫悟空が亀の甲羅を背負う修業を参考に、２０キロの重りを装着してのミット打ちで増量分を筋力に変えた成果を強調した。
　測定にあたった佐藤医師も「お兄ちゃんは（体を）大きく見せたがったのもあるし、筋肉の質が変わってたくましくなった。量としても増えている」とバンタム級仕様への進化を認めた。興毅は「俺は（カウンターで倒す）タイミングを持っとるし、当たれば倒れる」と世界戦では５戦目で初のＫＯ勝利を狙う。