×

ボクシング女子で初!新本のメダル確定

[ 2010年11月22日 18:45 ]

女子48~51キロ級で準決勝進出を決め、メダルを確定させた新本亜也

 【広州アジア大会】今大会から採用されたボクシング女子の48~51キロ級準々決勝で新本亜也(広島県連盟)がベトナム選手に判定勝ちして準決勝に進出し、銅メダル以上を確定させた。

 今大会で初実施のボクシング女子で初勝利の次は、日本勢初のメダルと歴史的な瞬間が続く。48~51キロ級の新本が準決勝進出を決めて「やりましたよ。信じられない」と大喜びした。
 23歳の全日本女子選手権フライ級王者は、ベトナム選手を右ストレート中心に果敢に攻めた。終盤の反撃もしのぎ、判定勝ち。「いろんな人の支えがあった」と言葉をかみしめた。
 広島出身で中学時代は陸上の中距離選手。姉の友人の勧めで、広島の広陵高入学後すぐにグローブをはめた。平成国際大卒業後は広島市に戻り、牛丼店の深夜アルバイトをしながら母校で練習。日々の努力を実らせて「日本人でも勝てるということを、国内の人にも知ってほしい」。試合後は24日の準決勝に向け、走りこみを始めた。(共同=田井弘幸)
 ▽本博国・日本監督の話 新本の良さは精神面の強さだ。闘争心もある。女子ボクシング界にとっても、彼女にとっても、いいメダルになった。これで普及にもつながると思う。(共同)

続きを表示

2010年11月22日のニュース