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【UFC113】コスチェック次期GSP挑戦へ、期待の吉田、キンボ敗退(UFC公式モバイル)

[ 2010年5月10日 06:00 ]

次期ウェルター級王者挑戦を決めたコスチェック(上)(UFC公式モバイル提供)

 カナダのモントリオールで開催されたUFC113で、ウェルター級ジョシュ・コスチェックがポール・デイリーとのワンマッチに勝利し、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン12のコーチ就任、すなわち現UFC世界ウェルター級王者ジョルジュ・サンピエール(GSP)への挑戦内定を決めた。

 3月のUFC111ではダン・ハーディの挑戦を退けUFCウェルター級の絶対王者として君臨するGSPへの、次なる挑戦権が懸かった試合は、総合力に優れるコスチェックが打撃主体のデイリーを何度とテークダウンからグラウンドでのポジションコントロールで押さえ込み試合を優勢に進め、判定3-0のユナニマス・ディシジョンで勝利した。

 王者挑戦へと評価を上げたコスチェックに対し、一方でデイリーはさらなる事件を起こしていた。

 デイリーが3R終了のベルが鳴り響いた後でコスチェックにパンチを振るうと、レフェリーが慌てて間に入って制止した。この行為を見たUFCダナ・ホワイト社長は黙っていなかった。

 「彼が今後どこの団体で王者になろうが、ベストファイターと呼ばれるようになろうが、パウンド・フォー・パウンドランキングに入ろうが、そんなことはどうでも良い。もう2度と、UFCでは試合をさせない」と試合後の記者会見で、デイリーの永久追放を示唆した。

 UFC113その他のカードでは、吉田善行がマイク・ガイモンに終始主導権を許し判定3-0で敗退。また、TUFシーズン10出身ファイター同士の対決となったキンボ・スライス対マット・ミトリオンでは、注目を浴びるキンボにまったく望む試合をさせずに、ミトリオンが2R4分24秒、マウントからあらゆる攻撃を仕掛けたところで、レフェリーが止め、TKOの決着となった。

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2010年5月10日のニュース