【ＵＦＣ１１３】ショーグンがリョートＫＯ、ライトヘビー級王者に(UFC公式モバイル)

ＵＦＣライトヘビー級王者を奪取したショーグン（ＵＦＣ公式モバイル提供）

　カナダのモントリオールで開催されたＵＦＣ１１３　ＭＡＣＨＩＤＡ　ｖｓ．　ＳＨＯＧＵＮ　２のメインカードで、マウリシオ・“ショーグン”・フアが王者リョート・マチダを下し、ＵＦＣ世界ライトヘビー級王者のベルトを巻いた。

　ＰＲＩＤＥで一時代を築き、ＵＦＣ出場から早３年。デビュー戦でフォレスト・グリフィンに敗れ、ヒザの手術を経験したショーグンをトップコンテンダーと見る人は確実に減っていた。

　ようやくＰＲＩＤＥ時代の勢いを取り戻したショーグンは、昨年のＵＦＣ１０４でリョート・マチダとのライトヘビー級タイトルマッチを戦い、超僅（きん）差の判定で、結果は黒星も、再び評価を上げた。そして実現した再戦で、ショーグンは１ＲＫＯで王者を下し、新ライトヘビー級王者に輝いた。

　王者リョートがディフェンシブな状態となるシーンが目立つ中、１ラウンドも３分半に差し掛かるところで、ショーグンの右がリョートにクリーンヒット。倒れこむリョートの上からショーグンが何発か強烈なパウンドを落としたところで、レフェリーが試合を止めた。

　ショーグンは「あの右が入った瞬間、もう相手はアウトだとわかっていた。あとは、パウンドでもパンチを続け、レフェリーが止めるのを待っていた」と、最後のＫＯシーンを振り返った。

　１Ｒ３分３５秒ＫＯ勝利を記録したショーグンは、ＭＭＡ通算１９勝４敗、王座から陥落したリョートは初の黒星を喫し１６勝１敗とした。