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大みそかへ刺激!石井「王者の魂伝わった」

[ 2009年11月30日 06:00 ]

リングサイドで観戦する石井慧

 【WBC世界フライ級タイトルマッチ】リングサイドには米ラスベガスから急きょ応援に駆けつけた北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト、石井慧(22=アイダッシュ)の姿があった。

 興毅から「応援にきてほしい」とメールで依頼された石井は、同い年で同じ格闘技の世界に身を置く興毅のためにと、28日に緊急帰国。見事に王者となった興毅には「本当にすごく良かった。亀田選手が圧勝だったのでうれしい。生で実戦を見ることができて、自分にもいい意味で気合が入った。熱いものが伝わってきた」と笑顔で話した。

 もちろん応援だけでなく、格闘家の一人としての研究も忘れない。「きょうは内藤選手の激しい手数に亀田選手が的確にパンチを出していたところは自分にも勉強になった。王者になるという魂というか気持ちが伝わってきた」と肌でその迫力と闘魂を感じ取っていた。

 石井は大みそかに柔道王の吉田秀彦(40=吉田道場)とのデビュー戦を控える。「戦極」から「Dynamite!!」へ戦うリングが変更になったことに「すっきりとしないところもありますが、すべて任せている」と複雑な表情を浮かべながらも「吉田先輩もふに落ちないところもあると思うが、ガチンコできてほしい」と前を向いた。

 「またあしたからラスベガスに行って地獄のトレーニングを積んできます。亀田選手に続けるように頑張りたい」。石井は“亀田魂”を胸に、大みそかのリングに上がる。

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2009年11月30日のニュース