興毅「まだ一睡もしていないから…」

試合から一夜明け、写真撮影でポーズをとるＷＢＣフライ級新チャンピオンの亀田興毅

　世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）フライ級新チャンピオンとなり、２階級制覇を成し遂げた亀田興毅（亀田）が前王者内藤大助（宮田）との試合から一夜明けた３０日、東京都内で記者会見に臨み「まだ一睡もしていないから（王者になった）実感がわかないです」と言いながらも「日本人とやっていないという人にも、おれの強さを証明できた。それはうれしいですね」と笑みを浮かべ、あらためて喜びに浸った。

　左まぶたを腫らした亀田興はこの日、早朝からテレビ出演を続けるハードなスケジュールをこなした。初防衛戦については、ＷＢＣが暫定王者のポンサクレック・ウォンジョンカム（タイ）との統一戦を義務付けている。２３歳の新王者は「どんな相手でもきっちり勝って防衛するだけ」と意欲を示した。