ソフトバンク 東浜巨「まだまだ第一線で投げたい」決意の国内FA権行使

[ 2025年11月10日 06:00 ]

FA権の行使を宣言し、報道陣の質問に応じるソフトバンク・東浜
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの東浜巨投手(35)が9日、みずほペイペイドームを訪れ、2023年に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する書類を提出した。今季は7試合4勝2敗、防御率2・51。先発のバックアップとして出番を待ったが機会は限られた。12年のドラフトで1位入団し、17年には最多勝も獲得。今季の年俸は1億5000万円(金額は推定)で補償が必要なBランクとみられるが、出場機会を求めて“決意のFA”に踏み切った。

 まだまだ先発投手として勝負していく。鷹で13年目のシーズンを終えた東浜が先発機会を求めてFA移籍を模索する。

 「一番は出場機会というところで、まだまだ第一線で投げたいという思いが凄く大きいです。他球団でも競争に勝ち抜かないといけない。厳しい世界というのは理解してますが、争いのスタートに立たせてもらうチャンスがあれば話を伺ってみたいというのが素直な気持ち」

 沖縄尚学から亜大に進み、12年のドラフト1位でソフトバンクに指名された。17年には16勝5敗の好成績で最多勝に輝くなど通算76勝。22年にはノーヒットノーランも達成した。常勝ホークスを支えてきた一人だ。ただ、今季は7試合の登板にとどまり、4勝2敗、防御率2・51。2桁勝利投手4人と連覇の要因となった充実した先発の陣容が、高い壁となった。

 ただ、ウエスタン・リーグでも13試合に登板して7勝3敗、防御率1・85とアピールを続けてきた。日本ハムとのCSファイナルSでも第5戦に中継ぎとして登板。日本シリーズも登板機会はなかったが、ブルペン待機していた。「まだまだできると僕の中では思っていますし、自分のスタイルを変化させながらも、まだうまくなる余地は十分にあるかなと自分の中では思っています」

 年俸は1億5000万円で、獲得には金銭または人的補償が必要なBランクとみられる。他球団からすればネックにもなるがそこも覚悟の上だ。「僕のランクとかそういったものも含めて理解した上で、今回行使をさせていただくので。そこは強い覚悟を持って臨みます」と決意をにじませた。

 球団は宣言残留を容認してくれた。チームへの愛着もあるだけに決して簡単な選択ではなかった。「ギリギリまで悩みました。思い返しても幸せな瞬間しかなかった」。その上で先発としての出場機会を求めて大きな決断をした。背番号16が新たなステージへと向かう。(木下 大一)

 【東浜巨に聞く】

 ――今季はどんな思いで過ごしたか?
 「どうやったら優勝に貢献できるか、1軍の戦力になれるかっていうところを考えて過ごしてきたので。本当に濃い時間を過ごしたなと思います」

 ――ホークスで頭の中に浮かぶシーン。
 「本当に強い時代を選手として過ごしてきたので。そういった意味では凄く恵まれ、幸せな瞬間しかないなっていうのは、思い返して強く思います。感謝しかない。福岡も好きですし、ファンの背中を押してくれる声援っていうのは本当忘れられない」

 ――先発にはこだわりがある?
 「自分も年を重ね、いろんなことを経験する上でまずはそのチャンスをいただけるのであれば、これほどありがたいことはない」

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年11月10日のニュース